呪術界御三家の禪院家の出身であるが、禪院家の中で双子の姉、真希とともに落ちこぼれのレッテルを貼られている。そんな禪院真依のプロフィールや人間関係、強さなどを紹介します。
目次
プロフィール
名前 | 禪院真依 |
---|---|
職業 | 呪術師 |
所属 | 京都府立呪術高等専門学校二年 |
等級 | 三級呪術師 |
性別 | 女 |
年齢 | 16歳 |
身長/体重 | 170程度/不明 |
生年月日 | 1月20日 |
出身 | 京都 |
星座 | 山羊座or水瓶座 |
好きな食べ物 | ジャンクフード |
嫌いな食べ物 | 精進料理 |
趣味 | サボテン |
cv | 井上麻里奈 |
禪院真依の交友関係
西宮桃(にしみやもも)
京都府立呪術高等専門学校の三年。禪院真依の一学年上の先輩にあたります。
真依は年上の西宮桃から慕われており、お互いを「桃」「真依ちゃん」と呼び合う。放課後に一緒に買い物にいくなど、かなり仲が良く、普通の女の子同士の関係です。
東堂葵(とうどうあおい)
京都府立呪術高等専門学校の三年。禪院真依の一学年上の先輩です。
共に行動することの多い二人ですが、真依は東堂葵のことをストレスと言っています。
そんな真依だが、東堂が好きなアイドルの握手会について行ってあげるなど、心底嫌っているわけではありません。
しかし、東堂のことを面倒くさがっていることに間違いありません。
庵歌姫(いおりうたひめ)
京都府立呪術高等専門学校教員。東京校と京都校の交流会の際に京都校の引率として登場。生徒と教師の関係性です。
釘崎野薔薇(くぎさきのばら)
禪院真依と東堂葵で、東京校と京都校の交流会の偵察に東京校を訪れた際が初対面。
真依が虎杖悠仁のことを馬鹿にしたことで釘崎野薔薇が腹を立て、真依のことを馬鹿にし返したことで、二人は衝突。
真依は拳銃での攻撃で野薔薇の服に無数の穴を空けており、野薔薇は仕返しとして真依にチョークスリーパーをきめています。
その後も和解したシーンなどは特になく、今なお険悪な関係性と言えます。
伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
親戚同士の間柄。伏黒恵と対面した際に「真依って呼んで」と言い、ハートマークを出していました。
このことから、好意を抱いているようにも見えるが本心は語られていません。交流会以降二人の接点はなく、あまり濃い関係性とは言えません。
禪院直哉(ぜんいんなおや)
26代目当主である、禪院直毘人の息子であり、禪院真依の従兄弟にあたる人物。幼少期の真希を特訓という名目でいじめていたが、真依のことは、「強がっているが自分が女だと理解している」と、女性的な部分は評価しています。
家族関係
禪院真希(ぜんいんまき)
双子の姉。呪力をほぼ持たない真希とともに禪院家内で落ちこぼれ扱いされていました。
真希は迫害を受けていた禪院家を見返すため、家をでて呪術を学びます。
真依は痛いのも怖いのも嫌だったため、そのままなんとなく落ちぶれていきたいと思っていました。
そんな考え方の違いが二人の仲を悪くしてしまいます。東京校と京都校の交流会で対面した際も、顔を見るや否や皮肉を吐く真依。
かなり仲が悪いと思われましたが、その後の一対一の戦闘に敗れた真依が真希に対し本音をぶつけます。
その本音から心底、真希のことを憎んでいたのではないことが分かります。
父親の禪院扇(ぜんいんおうぎ)
禪院真依の実の父。禪院家の当主候補でしたが、娘の真希と真依が落ちこぼれだったため、当主の座に就くことは出来ませんでした。
そのことから娘たちを憎んでいます。渋谷事変の後、禪院家の領地内にて真希と真依を瀕死の状態にしていることから、娘のことよりも禪院家のことを考えていることが分かります。
性格
一見穏やかそうに見える禪院真依だが、性格は見た目とは真逆。その性格とは、基本的に上から目線の女王様タイプでかなりの毒舌。
口調は女性らしいが、皮肉を言わせると右に出る者はおらず、作者の芥見下々から「ナチュラルボーン煽リスト」という称号を与えられています。
そんな真依だが、東堂葵の握手会についていってあげるなど、面倒見が良い一面ももっています。
また、姉である禪院真希のために命を落としたことから、かなりの姉妹想いな人物と言えます。
禪院真依の能力
能力:射撃
禪院真依はリボルバー型の呪具を用いた中〜遠距離タイプの戦闘スタイルです。
狙撃銃を用いずに、リボルバー型の呪具でかなり離れた釘崎野薔薇の頭部にゴム弾を一発で命中させるなど、射撃の腕前はかなりのもの。
能力:構築術式
0から物質を構築する術式。領域展開とは異なり、術式を解除しても構築した物質は残り続けるのが特徴的です。
禪院真依はリボルバー型の呪具を用いて戦闘するため、主に弾薬の生成に構築術式を使用しています。
0から物質を作り出せる強力な術式だが、強力ゆえに膨大な呪力を消費するため、一日に弾を一発作るのが限界です。
武器(呪具)
呪具:コルト・パイソン
リボルバー式の銃型の呪具。作中で性能は詳しく語られていない。公式ファンブックにて作者の芥見下々は、「冴羽獠が使ってるやつ。」と語っています。
禪院真依には初恋の相手がいる?
東京校と京都校の姉妹校交流会で禪院真依が禪院真希に向けて「初恋も術式もアンタに教えたことはない」と言い放ったことから、真依には初恋の相手がいたと言えます。
しかし、作中でその相手のことについて語られることなく、真依は死亡している。公式ファンブックにて作者の芥見下々は真依の初恋の相手について「多分伏黒、次点で知らない人、大穴で真希」と語っています。
禪院真依の強さ
禪院真依の呪術師等級は三級と高くはなく、呪術高専の生徒の中では一般的なレベルです。
そんな真依の戦闘スタイルは、リボルバー式の拳銃型の呪具を用い、弾丸に呪力を込めて発砲し戦います。
主に、中〜遠距離の戦闘を得意としている。そのため、近距離戦は得意としておらず、釘崎野薔薇にチョークスリーパーを決められたり、姉の真希との戦闘に敗れています。
術式は構築術式であり、物質を0から生み出せるという、強力な術式となっています。
しかし、その物質は弾薬程度の大きさの物を一日に一つしか生成できないため、使い所がかなり難しい術式と言えます。
リボルバー式の拳銃型の呪具を用いているのは、弾数のブラフを張るためです。
六発打った時点で相手に、リロードをされなければ次の攻撃は来ないと思い込ませ、七発目を構築術式で生成し、意表つく攻撃を繰り出します。
射撃の腕前はかなりのもので、かなり離れた位置にいる釘崎野薔薇のこめかみをリボルバー式の拳銃で撃ち抜いています。
領域展開については作中で使用したシーンはなく、三級術師であることから、習得していないと言えます。
名シーン・名場面
単行本五巻第四十二話。東京校と京都校の姉妹校交流会で禪院真依と禪院真希の姉妹対決が勃発します。
近接戦闘が得意な真希が序盤から先頭を有利に進めていきます。
弾を六発打った真依にリロードをさせないため、距離を詰める真希。
しかし、それは真依の作戦であり、分かりやすく球数でブラフを張るため、わざとリボルバーを使用し、六発打ち切ったところで相手を油断させ、七発目を構築術式で生成し、不意を突く攻撃します。
勝利を確信した真依であったが、その作戦を上回る身体能力を持っている真希に弾丸を素手でキャッチされてしまいます。
それにより、戦意喪失した真依。真希の勝利により、決着がつきました。
その後、「なんで家を出たの」と問いかける真依。真依自身は呪術師になどなりたくなく、禪院家でコキ使われることのなにがいけないのか、真希が頑張っているため、自分自身も頑張らざるを得なかったことなどの本心を真希にぶつけます。
本心をぶつけるシーンの最後の「なんで一緒に、落ちぶれてくれなかったの?」と涙ながらに語りかけているシーンとその後の真希のなんとも言えない悲しい表情はとても印象に残ります。
真依の本心に対し真希は「あのままじゃ私が私を嫌いになっていた。それだけだよ。」と返答し謝罪しています。
その後幼少期に手を繋いでいる回想シーンがあり、そこで昔交わした約束を思い出します。
その約束とは真依が真希に対し「絶対においていかないでよ。」とお願いをし真希が「当たり前だ、姉妹だぞ。」と返答している約束です。
この約束をずっと覚えていて、真希が呪術師になるため家を出たときは約束を破られた、裏切られたという感情になったと思われます。
最後の膝を抱えて、膝にうずくまり、「嘘つき…、大っ嫌い」と言っているシーンはとても悲しく、このやり場のない怒りをずっと抱え込んで生きてきた真依の苦労が表にでてしまった、読者もとても考えさせられる名シーンとなっています。