禪院真希（ぜんいんまき）

呪術界御三家の禪院家の出身であるが、生まれつき呪力をほぼ持たず、呪霊を目視することができない禪院真希のプロフィールや人間関係、強さなどを紹介します。

プロフィール

交友関係

乙骨憂太（おっこつゆうた）

禪院真希と乙骨憂太は呪術高専の同級生。

乙骨が入学してきた当初は強くあたっていて冷たい態度をとっていたが、二人は徐々に打ち解けていき、共に稽古をする仲になっていました。

乙骨は「真希さんのようになりたい」と言っており、真希のことを尊敬しています。

呪術高専二年生の時に海外にいっていた乙骨が帰国しており、二人は再会します。

その時乙骨は真希の火傷の具合を心配しており、二年生になった今でも二人の仲は継続していると言えます。

五条悟（ごじょうさとる）

呪術高専一年生の時の担任の先生であり、同じ御三家の出です。

五条家と禪院家は昔から仲が悪いが、それは家同士の話であり、禪院真希と五条悟が個人間で仲が悪いわけではありません。

真希は五条のことを「悟」と呼び捨てにしています。

パンダ

禪院真希とパンダは呪術高専の同級生。時折真希のことをパンダがからかうなど、良好な友人関係と言えます。

狗巻棘（いぬまきとげ）

禪院真希と狗巻棘は呪術高専の同級生。語彙がおにぎりの具しかない狗巻棘と意思疎通が取れるほどの仲の良さです。

伏黒恵（ふしぐろめぐみ）

禪院真希と伏黒恵は呪術高専の先輩と後輩の関係。

また、伏黒恵は苗字が違うが禪院家の生まれのため真希と伏黒は親戚の関係にあります。

特級呪霊花御との戦闘の際は、息の合ったいいコンビネーションで花御を押しているシーンもあったことから、お互いに信頼し合っている関係と言えます。

伏黒恵（ふしぐろめぐみ）

家族関係

禪院真依（ぜんいんまい）

禪院真希の双子の妹。幼少期のころは兄弟仲はとても良いです。

呪いを怖がる真依の手を真希が引いてあげるなど、姉を慕う真依と妹を可愛がる真希だったが呪術師になりたくなく、落ちぶれたい真依と、禪院家の当主になるため家をでた真希の考えの食い違いで二人の仲は悪くなります。

東京校と京都校との交流会でも、二人の仲は悪く、一対一の戦闘になる。

戦闘に敗れた真依は、「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの？」と本音をぶつけています。

その後時は経ち、禪院家に呪具を回収しに行った真希は父である禪院扇に命を狙われ、戦闘になり敗北します。

その場に居合わせ、扇により瀕死の状態にされた真依とともに呪霊がたくさんいる部屋に放置されます。

絶体絶命の二人だが、真依が自分の命と引き換えに構築術式で呪具を作り出します。

その呪具を受け取った真希はその後、その場にいた呪霊と禪院家を全滅させました。

最後は自分の命と引き換えに真希の命を救ったことから真依は真希のことを憎んでいなかったことがわかります。

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禪院扇（ぜんいんおうぎ）

禪院真希と禪院真依の父。禪院家の当主候補だったが、娘の真希と真依が出来損ないだったため当主の座につくことは出来ず、真希と真依を憎んでいます。

父である禪院扇自身が発案者となり、五条悟の解放を企てた謀反者として、真希と真依の殺害を企てます。

一度は敗北した真希だが、真依の死をきっかけに天与呪縛のフィジカルギフテッドが覚醒し、禪院扇を瞬殺します。

親子で躊躇なく命を奪い合っていることから、二人の間に親子関係というものはすでになく、殺伐とした関係と言えます。

性格

禪院真希の性格は見た目と反して、男勝りで時折汚い言葉を発します。

呪力がほぼないにも関わらず、生まれである禪院家をでて、禪院家の当主を目指していることから芯が強いと言えます。

また、禪院家からの嫌がらせのため呪術師等級が四級にとどまっているものの、その嫌がらせにも動じていないことから、かなりの負けず嫌いです。

冷たそうに見えるが、面倒見もよく後輩からも慕われている姐御肌な性格です。

そんな真希も時折女の子らしい表情を見せる。稽古などの努力を惜しまなかったり、妹や後輩想いな一面もあり、熱いハートの持ち主と言えます。

禪院真希の能力

能力：天与呪縛

天与呪縛とは生まれながらになにかしらを犠牲にするかわりに、強大な力を持つことです。

禪院真希は天与呪縛により、呪力をほとんど持たない代わりに人並み外れた身体能力を持って生まれています。

同じフィジカルギフテッドの天与呪縛を持つ禪院甚爾と比べ、真希のフィジカルギフテッドは中途半端だが、妹真依の死亡により能力が覚醒しました。

覚醒後は禪院家を全滅させるなど、驚異的な力を見せつけました。

武器（呪具）

武器：眼鏡

呪力を持たない者でも呪霊を目視出来るようになる呪具。一般的な眼鏡と見た目はかわらない。禪院真希は呪力をほぼ持たないため、常にこの眼鏡をかけています。

武器：屠坐魔（とざま）

片刃の短剣型の呪具。五条悟に貸したが、無断で虎杖悠仁に又貸しされて、少年院での特級呪霊との戦いで破壊されました。

武器：暗器（あんき）

服の中に隠せる小型の呪具。禪院真希は三輪霞との戦闘でクナイ型の暗器を使用して、三輪の隙をつくっていました。

武器：薙刀（なぎなた）

禪院真希が最も使っている基本の呪具。京都校との交流会では、薙刀の柄をへし折り相手に投げつけるなど、予測不能な攻撃で敵の隙をついています。

武器：游雲（ゆううん）

唯一術式の効果を持たない、三節棍型の特級呪具。元は夏油傑が所有していた呪具。売れば五億円はくだらないという。特級呪霊花御との戦いで使用されました。

武器：竜骨（りゅうこつ）

組屋鞣造が作った呪具の中でも傑作とされている呪具。刃で受けた呪力や衝撃を溜め込み、任意のタイミングで峰から放出できる。父の禪院扇との戦闘で用いた呪霊です。

武器：真依が構築した刀

禪院真依が瀕死の状態の時に命と引き換えに構築術式で作り出した呪具。

姉の禪院真希に全てを壊して欲しいという願いと共に託し、息を引き取りました。

基本的に命と引き換えに作り出した呪具には、強力な呪力が込められるため、この剣もかなり強力な呪力が込められていると言えます。

禪院真希の強さ

禪院真希は呪力をほとんど持たず、禪院家の落ちこぼれのレッテルを貼られていました。

呪術師等級は四級だが、これは禪院家からの嫌がらせや圧力によるためであり、本来は二級術師程度の実力があります。

呪力がほぼないため、戦闘スタイルは呪具を使った近接戦闘。

さまざまな種類の呪具を巧みに扱うことと、天与呪縛による並外れた身体能力が強さの特徴です。

また、妹の真依の死亡により天与呪縛のフィジカルギフテッドが覚醒。

覚醒後は準一級から一級の禪院家の術師を瞬殺していることから、過去のフィジカルギフテッドの使い手である禪院甚爾と並ぶ強さではないかと言われています。

名シーン・名場面

5巻42話

交流会にて、真希と真依の戦闘が勃発する。戦闘に敗れた真依は「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの？」と真希に本音をぶつけます。

その本音に対し寂しげな表情で、「あのままじゃ私は私を嫌いになってた、それだけだよ」と返した。姉妹のすれ違いを描いた、悲しさもある名シーンとなっています。

17巻149話

実の父である禪院扇により命を狙われ、瀕死の状態になって、呪霊が無数いる部屋に放置され、絶体絶命の禪院真希と禪院真依。

真依は最後の力を振り絞り、構築術式によって呪具である、剣を作り出す。

その剣を真希に託し、「全部壊して。全部だからね、お姉ちゃん。」と幼少期の姿で真依が真希に最後のお願いをし、命を落とします。

目を覚ました真希は天与呪縛である、フィジカルギフテッドが覚醒し、周囲の呪霊を瞬殺し、扇との再戦に挑みます。

その後真希は扇を瞬殺し、「真依はじめるよ」と言葉を発しました。

真希のフィジカルギフテッドが覚醒したシーンは同じフィジカルギフテッドの持ち主である、禪院甚爾の面影があり、とても迫力があり真希の強さとかっこよさが爆発した名シーンとなっています。