芥見下々の作品「呪術廻戦」のヒロイン。「虎杖悠仁」や「伏黒恵」とともに呪術高専1年に所属する釘崎野薔薇の、性格や戦闘スタイル、プロフィールなどを紹介します。
目次
プロフィール
名前 | 釘崎野薔薇 |
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職業 | 呪術師 |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校一年 |
等級 | 三級呪術師 |
性別 | 女 |
年齢 | 15歳 |
身長/体重 | 160cm未満/不明 |
生年月日 | 8月7日 |
出身 | 盛岡まで4時間かかる田舎の町 |
星座 | 獅子座 |
好きな食べ物 | スイカ、流行りの食べ物 |
嫌いな食べ物 | 浅漬け |
趣味 | 買い物 |
cv | 瀬戸麻沙美 |
呪術師になった経緯
釘崎野薔薇は、東北地方のかなり田舎の町の出身で、野薔薇が小学校に上がる頃に東京から引っ越してきた沙織という友達ができました。
沙織は野薔薇の7歳年上で、姉のように慕っていました。沙織の家に遊びに行くと、紅茶と聞いたこともないような名前のオシャレなお菓子を出してくれたり、聖母のように優しい存在でした。
ですが、沙織は村の人たちから仲間はずれにされてしまいます。その理由は、東京からきた沙織が田舎者をバカにしているという言いがかりでした。
沙織への嫌がらせは、家の前にゴミや雪を置かれたり、落書きされたりと徐々にエスカレートしていき、最終的には村から引っ越してしまいました。
これらのことがあり野薔薇は、村のことや、村人のことをよく思わなくなります。
そして、野薔薇の村から出たいという思いから、呪術高専への入学を決めます。田舎が嫌で東京に住みたかったから、という理由はとても軽い感じで決めたようにも思えますが、私が私であるために必要なことと言っています。
家族関係
釘崎野薔薇は、先祖から代々東北を守る呪術師の家系の生まれであり、両親は呪術師ではないものの、祖母は呪術師です。
そのため祖母は孫の野薔薇に東北で呪術師を継いでほしく、東京行きにはかなり反対していました。ですが、最終的には祖母の推薦で呪術高専に入学します。
また、野薔薇の両親は呪術師ではなく、詳しくは作中では語られていません。野薔薇いわく、野薔薇の口の悪さは母親の影響だと言っていることから、強気な正確の母親だと予想できます。
性格
サバサバした勝ち気な性格で、感情が顔に出てしまうタイプです。怒ると言葉遣いが荒くなり、手が出てしまうこともある、男勝りな性格です。
その反面、趣味がショッピングであることから、女の子らしい一面もあります。
呪霊に人質に取られた子供を開放するために武器を全て捨て、丸腰になったり、虎杖悠仁が死亡したことを知らされた際は、落ち込んだりと仲間思いな部分もあります。
自分が自分であることに誇りをもっていて芯が強く、ヒロインというよりは兄貴的な性格をしています。
術式:芻霊呪法
金槌を用いて五寸釘を相手に向かって飛ばし、刺さった五寸釘から呪力を流し込んで攻撃する術式。野薔薇の家系に伝わる伝統的な術式。芻霊呪法の技は主に2種類あります。
技:共鳴り(ともなり)
敵の体の一部に人形を重ねて、呪力を流すことで敵にダメージを与える技。
敵が離れていても、敵の体の一部や呪力の一部が残っていれば遠隔攻撃も可能になり、とても便利で使い勝手がいい術式です。人形は必ずしも藁人形である必要はありません。
技:簪(かんざし)
釘崎野薔薇の基本的な攻撃方法で、敵や物に釘を投げつけ、その釘に呪力を流し込み攻撃します。
呪力を流し込むタイミングは自分で決めれるため、相手の意表を突く攻撃が可能です。同時に複数本の釘を刺せば、大量の呪力を流し込むことができるため、攻撃力は凄まじくなります。
戦闘シーン:コミック1巻第4話【鉄骨娘】
虎杖悠仁と伏黒恵と五条悟は、呪術高専へ入学する最後の一人である釘崎野薔薇を原宿へと迎えに行きます。
無事合流し、五条からの六本木に東京観光に行くという提案に喜ぶ野薔薇と虎杖ですが、東京観光というのは嘘で、廃ビルでの呪霊を祓う実地試験でした。
虎杖と野薔薇2人で廃ビルに入りますがが、野薔薇は東京観光ができなかったことに対してイライラしていて、時短目的で虎杖に二手に分かれることを提案し、虎杖はそれを承諾します。
上層階にてマネキンに扮した呪霊を見つけ、頭部に釘を投げる先制攻撃を仕掛けます。
マネキンを破壊した後、物陰に男の子がいるのを発見し声を掛けますが、男の子は呪霊により人質に取られてしまいます。
東京の呪霊は田舎の呪霊と違い、知性があり、狡猾さを掛け備えているため、大した等級の呪霊でなくとも苦戦を強いられてしまいます。
武器を捨て丸腰になり、両手を上げたところで「最期に沙織ちゃんに会いたかったな」と死を覚悟する野薔薇ですが、そこに虎杖が背後の壁を破壊し現れ、呪霊の腕を切断し、人質の男の子を救出します。
逃亡を図る呪霊に対して、切り落とされた呪霊の腕を使い共鳴りを発動させ、呪霊を祓うことに成功します。
戦闘シーン:コミック5巻第40話【京都姉妹校交流会ー団体戦⑦ー】
団体戦の最中に虎杖悠仁の殺害を目論んでいる京都校の全出場者たちですが、それを東京校の全出場者たちで阻止します。
その流れで全員が逸れてしまい、釘崎野薔薇は京都校の西宮桃と戦闘になります。西宮桃は箒に乗って宙に浮きながら呪力の風で攻撃をしてき、野薔薇は防戦一方の状態が続きます。釘を投げつけても躱されていまいますがそれも計算の内で、周囲にある大木に刺さった釘に簪を発動させて、大木を倒し宙に浮く西宮桃の高度を下げさせ、箒の枝を掠め取ることに成功しました。
掠め取った箒の枝を使い共鳴りを発動させて箒の操作をできなくし、西宮桃を落下させ反撃を開始します。
ですが、後一撃というところで、京都校の禪院真依の援護射撃により戦闘不能になってしまいます。
戦闘シーン:コミック7巻第57話【起首雷同ー参ー】
釘崎野薔薇は虎杖悠仁、伏黒恵とともに任務で鯉ノ口峡谷八十八橋へ向かいます。
そこには伏黒の姉、津美紀を寝たきりにした呪いの元凶と思われる呪霊がいると、調査して分かりました。
取り乱す伏黒ですが、虎杖と野薔薇に迷惑を掛けたくない一心で単独で呪霊を祓いにいきます。
ですが、伏黒恵が単独で呪霊を祓いに行くと予想した、虎杖と野薔薇に後をつけられており、3人で呪霊を祓いにいくことになります。
そこには、津美紀の呪いの元凶と思える呪霊の他に呪胎九相図の壊相(えそう)と血塗(けちず)がいて、野薔薇は未完成領域外に引きずり出されてしまいます。
伏黒はその場に残り、虎杖は野薔薇を追います。虎杖が、壊相の背中を見てしまったことで壊相がキレて戦闘が始まります。
虎杖と野薔薇は戦闘中に壊相の血を浴びてしまいます。壊相の血は腐食の毒であり、浴びて術式を使われると10〜15分で死んでしまう強力な術式ですが、野薔薇の蒭霊呪法とは相性が良く、自分自身の腕に釘を刺し、「共鳴り」を発動させることで相手にもダメージを与えることができます。
この時の「我慢比べしよっか♡」というセリフは狂気に満ちています。虎杖の近接戦闘に野薔薇の共鳴りの援護で反撃を開始し、壊相の術式を解かせることに成功します。
血塗を先に祓い、壊相の片腕を切断しましたが、壊相は逃亡を図ります。この戦闘で釘崎野薔薇は黒閃を出すことに成功しています。
戦闘シーン:コミック14巻第122話【渋谷事変40】
特級呪霊や呪詛師が起こした渋谷事変にて、特級呪霊の真人の分身と対峙した釘崎野薔薇は、物怖じすることなく真人を挑発します。
野薔薇は共鳴りならダメージを与えられると思い、無策を装い釘を投げつけ、真人の隙を伺います。
そして、真人の隙をつき釘を刺し、共鳴りを発動させることに成功しました。
その時、遠方から共鳴りの呪力を感じ、今戦闘している真人は分身であることを突き止めます。
共鳴りによるダメージを受けた真人は逃走し、野薔薇はそれを追いかけます。その時、虎杖悠仁と戦闘している本体の方の真人にも共鳴りによるダメージがはいっており、そちらも虎杖悠仁から逃走します。
分身と本体が逃走中にすれ違い、本体は野薔薇へと、分身は虎杖へと標的を切り替えます。野薔薇は、すれ違った瞬間に本体の真人の攻撃を顔面にもろに喰らってしまい、そのまま戦闘不能になってしまいます。
その時の回想シーンとともに吐いた「悪くなかった!!」というセリフはとても印象的でした。その後、釘崎野薔薇は作中に登場しておらず、死亡したのか生きているのかは分かりません。